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2017/10/16 14:19
小さな箱屋 Little Ants' Cube リトルアンツキューブです。
商品のオリジナルパッケージを作る際に、
「印刷」は少々ハードルが高いものだと思います。
どうしてもロットが必要になってくるものだからです。
シール程度ですと、単価が安いので数百枚製造しても懐が痛むことはありませんが、
こと『箱』に関して言えば、印刷があるのとないのとでは、、、
無地箱や既製箱で何か探そうという方向になりますよね。
そこで、今日は箱自体は無地でも、可愛い!と思うパッケージを
紹介していきます。
うなぎパイで有名な春華堂から出ている新しいブランド
「coneri」(こねり)のパッケージ。
HPはこちら▼
出典:https://ippin.gnavi.co.jp/article-2978/
紙は繊維の混ざった風合いをそのまま残したラフなものを使用しており、
手元にないのでわかりませんがおそらく緑と朱色は印刷で表現されています。
が、色付き原紙(元々多色展開されているような紙)を使用すれば箱を多色展開することは出来ますし、
あとはこのおしゃれなシールを貼るだけ。
シールで商品の味がわかるようにしてあります。
出典:https://39.benesse.ne.jp/blog/1846/archive/683
ディスプレイの様子も可愛いです。
こーんな可愛い形の箱もあります▼
出典:http://www.gourmetbiz.net/24379/
こちらは無地の箱に帯紙を巻いてあります。
帯紙も、シール同様、印刷しても安くすみますので
小ロットパッケージではよく使われます。
出典:https://entabe.jp/news/article/5146
箱の形状が変わっていて、
シンプルなデザインでもおしゃれに見えるようになっています。
ただ一つ気になるのが、こちらのパッケージ、箱に直接商品が入っているようにも見えます。
通常、食品が直に紙に触れる場合、
特に材質には気を遣わねばなりません。
大手ですから、きちんとされているとは思いますが。。。
さて、続いては2017年のモロゾフのバレンタインパッケージ▼
出典:http://www.morozoff.co.jp/quality/valentine_cpn_2017/lyckatill/
中身が可愛い商品は、箱に穴を開けて(落丁)
中身を見せれば箱が無地でも可愛くなりますね。
ただ丸や四角い穴ではなく、お馬の形になっているのが可愛いです。
抜いた紙をタグとして使用しても可愛いですね!
こちらも印刷はシンプルに、抜き穴でおしゃれなパッケージに仕上げています▼
出典:https://nichide.ac.jp/blog/24676
これはパッケージのコンペで優秀賞を取った作品らしいです。
実際にパッケージ化するのは難しいかもしれません。
落丁部分が細かすぎて配送途中で破れてしまいそうだからです。
また、量産用の打ち抜きの機械で抜くのは細かすぎて難しそうです。
ですが表現としてはとても面白く、シンプルで美しいパッケージですね。
最後は京都の有名なパン屋「志津屋」のブランド「SIZUYAPAN」のパッケージ▼
HP:http://www.sizuyapan.kyoto.jp/
無地箱+帯紙(シール)ですが、この帯紙は箔押しもしてあって非常に高級感があります。
あんぱんの種類が豊富なので、パッケージそのものではなくこれもシールで味を表現してあります。
いかがでしたでしょうか。
箱は無地でも、比較的安価なシールや帯紙に印刷していたり、
落丁で変化をつけたりすることで、
小ロットでもおしゃれなパッケージを実現できますね!
箱の形を特殊なものにしても、目立つ商品になりますよ!▼
リトルアンツキューブでは、
パッケージデザイナーと一緒になって箱のご提案も出来ます。
ロットはないけれどパッケージには手を抜きたくない、
おしゃれなものを作りたい!という方はぜひ一度ご相談ください。
箱のプロ+パッケージデザインのプロ が、
オリジナルパッケージをコーディネート致します!