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2017/09/21 14:42
小さな箱屋 Little Ants' Cube リトルアンツキューブです。
今日はリトルアンツキューブで作られる箱が、
どんな風に作られていくか、その工程をご紹介したいと思います。
まずは設計図面の作成です。
箱の展開図をCADで作ります。
ここで間違えると全て台無し。
紙の厚みを考慮しながら0.5mm単位で線を引きます。
私の本業は、この設計図を書く人です。
普段は紙器製造メーカーやデザイン会社さんからの依頼を受けて、
箱の設計を請け負っています。
続いては紙のカット。
カッティングプロッターという、自動で紙をカットしてくれるマシンがあります。
これで板紙(箱に使用される厚い紙のこと)をカットしていきます。
この機械、私の所有物の中で最も高いです。軽自動車買えます。
買ってしまったので仕方ありません。皆さま仕事ください。
設計の仕事のご依頼はこちらから↓
https://thebase.in/inquiry/littleants
綺麗な画像が撮れなくてすみません。
速いんですこの子。仕事が。
あっという間にカット出来ました。ほとんど狂いはありません。
図面の通りに、曲線もカットしてくれます。
仕上げです。
両面テープを貼って、箱をくみ上げていきます。
機械貼りされている一般的な箱は、酢酸ビニールという糊で貼られますが、
数量の少ないものや、機械貼りが難しい場合は両面テープがよく使われます。
はい、サック箱の完成です~キャラメル箱、とも呼ばれますね。
さらっと流しましたが、特殊な加工をしているのでリトルアンツキューブの箱は罫割れしません。
罫割れというのは、折り曲げた時に罫線部分が割れてしまうこと。
厚い紙を折り曲げると罫割れします。
一般の箱が割れないのは、打ち抜く時に凹凸の板で挟んで、罫線部分の紙を伸ばしているから。
それと同じ加工を、リトルアンツキューブでは行っているのです。
仕上がった箱を見て頂ければわかると思いますが、
売られている箱と全く変わりません。
いかがでしたでしょうか。
量産用の打ち抜きの機械や箱を貼り合わせる機械はありませんので、
リトルアンツキューブでは大量生産ができません。
まずは試しに数十個、使ってみてから考える、といったお客様に最適。
量産される場合は業者を紹介しますし、こちらで手配することも可能です。
設計だけのご依頼もお待ちしております。
一応、10年以上のキャリアもございます。
お問合せ頂ければお見積り致します。
ぜひぜひ、お待ちしております~!
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