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2017/03/24 11:03
小さな箱屋 Little Ants' Cube リトルアンツキューブです。
今日は印刷の色落ちについてお話しします。
皆様の周りにあるパッケージ、印刷のしてあるパッケージを手に取ってみてください。
そしてティッシュや、何か白い紙の切れ端で表面をこすってみてください。
ほ
ぼ、色落ちしないと思います。
紙パッケージで通常よく使用されるのは『オフセット印刷』というもので、
だいたいのものは、上から『ニス』と呼ばれるコーティングがしてあります。
こういったコーティングがしてあると、よほど悪条件でない限り、色落ちしません。
いえ、色落ちしにくくなっています。
紙の印刷物は、ラミネートされている場合を除けば、
擦れば色落ちは必ずします。
その度合いの問題なんです。
紙袋はどうでしょうか。
『フレキソ印刷』であったり『グラビア印刷』『オフセット印刷』など様々な印刷手法が用いられますが、
ニス引きされていないものもあります。
印刷範囲がごくわずかであったり、印刷色が淡い色であったりする場合です。
擦ればあっさり色落ちするでしょう。
色落ちすると厄介なことは、
「洋服に色がついた!」
なんていう場合でしょうか。
例えば雨の日で、白い服を着ていて、紙袋を持って歩いたとします。
紙袋の印刷面が服にこすれて、シミが!
こういったこともあり得ます。
でも、そんな時に紙袋の底面を見てみますと、
「色落ちする恐れがあります」
なんていう表記があったりします。
先にも書きましたが、紙に印刷をすると色落ちは必ずします。
ラミネートで覆わない限りです。
チラシやハガキ、説明書、書籍。。。。
全部色落ちします。
インクジェットプリンターとレーザープリンターを比較しますと、
レーザープリンターは最後に定着液が塗布されるので
色落ちのしやすさは インクジェット > レーザー
となります。
前置きが長くなりましたが。
リトルアンツキューブでは小ロットのオリジナルパッケージを低価格でお届けする、をモットーにしていますので、
通常インクジェットプリンターを使用しています。(一部、業者仕上げの印刷のものもあります)
(※2023年現在、インクジェットプリンターは使用しておらず、色落ちの心配はございません)
擦れば必ず色落ちします。
ですので、濃い色のベタ印刷(インクで塗りつぶす表現のこと)は出来ません。
こんなパッケージを作ってみました。
このクラフト紙はインクジェット専用紙ではないので、インクの吸い込みがそこまでよくありません。
ティッシュで表面をこすると。。。
色落ちします(++)
オーダーメードでデザインありのパッケージを作って頂く場合は、
淡い色であったり、
このようなデザインが良いと思います。(印刷の範囲が少ないもの)
結婚式の手作りペーパーアイテムや、
ごく個人的なラッピングに使用するだけ、といった用途であれば、
インクジェットでも問題ないと思います。
ご希望であれば、業者仕上げの色落ちしにくい印刷も可能です。
オーダーメードで印刷を行う場合は、
しっかりとお打合せさせて頂きますので、ご安心くださいね。
数個単位の小ロットですと価格は少し高くなりますが、
ある程度ロットがある場合(100個など)はコストメリットも出てまいりますので
十分ご検討いただける価格になるかと思います。
お客様に納得して頂けるように、様々な手法をご案内致します。
お気軽にご相談くださいね。
(2023年11月加筆修正)
★現在はインクジェットプリンターを使用しておりません★
開業当初はインクジェットプリンターでの小ロット製造も行っておりましたが、
現在は使用しておりません。全てオンデマンド印刷もしくはオフセット印刷となります。
色落ちの心配はございませんのでご安心くださいませ。
お客様ご自身でペーパーアイテムをお作りになる際の参考として、
この投稿を残しておきます。